• 2023/04/18 掲載

金融安定への脅威警告、金利の高止まり必要=BIS総支配人

ロイター

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[ロンドン 17日 ロイター] - 国際決済銀行(BIS)のアグスティン・カルステンス総支配人は、長期にわたる経済危機との戦いにより、国際金融システムに関する安定性の限界を超える状況が生じていると警告した。

コロンビア大学での講演で、この「安定の領域」は金利や債務水準によって定義されるものではなく、政治的・技術的な力やマクロ経済政策によって長期的に影響を受けると指摘。長期的な「高インフレ体制」を回避するためには、経済減速につながるとしても、これまでの想定以上に金利を高く、長く維持する必要があるかもしれないと述べた。

また、債務水準が極めて高水準に積み上がっているときにインフレ率が大きく上昇したのは第二次世界大戦以降で初めてとし、こうしたインフレ率の大幅上昇と民間債務の増加により、ストレスが発生する可能性がますます高まっていると強調。インフレ率が目標を下回った際には、政策当局者はアプローチを変更し積極的な利下げや景気刺激策を控えるべきで、そうすれば超低金利のネガティブな副作用、特に最近銀行システムで見られるような金融の脆弱性の蓄積を抑えることができるはずとした。

さらに、中銀の独立性を確保し、慎重な財政政策を奨励する仕組みも強化する必要があると言及。「政策の考え方の転換が求められている」とし、「安定な領域の境界線内にしっかりと戻ることが、意識的かつ明確に政策として考慮されるべき」とした。

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