- 2023/04/18 掲載
米国株式市場=小反発、金融株などに買い 企業決算に注目
[ニューヨーク 17日 ロイター] - 米国株式市場は、金融株や工業株などに買いが入り、小反発して終了した。市場では金利の将来的な道筋の手がかりを得ようと、週内に発表される一連の企業決算や米連邦準備理事会(FRB)当局者の発言が注目されている。
エドワード・ジョーンズの投資ストラテジスト、アンジェロ・クールカファス氏は「市場は少し様子見姿勢になっている」と指摘。今後、多くの企業の決算発表やFRBの金利決定があると述べた。
S&P500のセクターでは、金融株が1.1%、工業株が0.8%、不動産株が2.2%、それぞれ上昇した。エネルギー株は1.3%下落した。
アルファベットは2.7%安。韓国サムスン電子が端末にデフォルトで搭載する検索エンジンとして、グーグルに代わりマイクロソフトの「Bing(ビング)」採用を検討しているとの報道を受けた。
ゴールドマン・サックスやバンク・オブ・アメリカ、モルガン・スタンレーなど大手行の今週の決算発表に注目が集まっている。
ジョンソン・エンド・ジョンソン(J&J)、テスラ、ネットフリックスなども今週決算を発表する。
リフィニティブIBESのデータによると、米S&P総合500種指数採用企業の第1・四半期利益は、前年同期比4.8%減少する見通し。
ホライズン・インベストメント・サービシズのチャック・カールソン最高経営責任者(CEO)は、企業収益が市場の短期的方向性を左右する大きな要因になっている、と指摘する。
金融サービスのステート・ストリートは9.2%安。四半期決算で利益がアナリスト予想を下回ったことが嫌気された。
ニューヨーク証券取引所では値上がり銘柄数が値下がり銘柄数を1.42対1の比率で上回った。ナスダックでは1.61対1で値上がり銘柄数が多かった。
米取引所の合算出来高は約100億株。直近20営業日の平均は108億株。
終値 前日比 % 始値 高値 安値 コード
ダウ工業株30種 33987.18 +100.71 +0.30 33930.46 33991.23 33796.91
前営業日終値 33886.47
ナスダック総合 12157.72 +34.26 +0.28 12108.23 12159.02 12064.10
前営業日終値 12123.47
S&P総合500種 4151.32 +13.68 +0.33 4137.17 4151.72 4123.18
前営業日終値 4137.64
ダウ輸送株20種 14319.29 +72.69 +0.51
ダウ公共株15種 963.07 +6.60 +0.69
フィラデルフィア半導体 3066.68 -3.77 -0.12
VIX指数 16.95 -0.12 -0.70
S&P一般消費財 1152.15 +7.75 +0.68
S&P素材 512.64 +2.99 +0.59
S&P工業 851.74 +6.67 +0.79
S&P主要消費財 790.10 +4.63 +0.59
S&P金融 553.18 +6.17 +1.13
S&P不動産 234.71 +5.12 +2.23
S&Pエネルギー 661.80 -8.52 -1.27
S&Pヘルスケア 1566.76 -1.62 -0.10
S&P通信サービス 194.68 -2.50 -1.27
S&P情報技術 2609.33 +10.21 +0.39
S&P公益事業 351.97 +2.00 +0.57
NYSE出来高 8.53億株
シカゴ日経先物6月限 ドル建て 28625 + 95 大阪比
シカゴ日経先物6月限 円建て 28590 + 60 大阪比
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