独ＺＥＷ景気期待指数、4月は4.1　予想外の大幅低下

［ベルリン　１８日　ロイター］ - 独欧州経済センター（ＺＥＷ）が１８日発表した４月の独景気期待指数は４．１で、前月の１３．０から低下した。

低下は予想外。信用状況が今後数カ月で一段と引き締まるとの見方が背景。

ロイターがまとめた市場予想は１５．３だった。

ＺＥＷのワムバッハ所長は「景気期待指数は大幅に低下し、今後６カ月間、経済状況が変わらないことを現時点で示している」と述べた。

４月の現況指数はマイナス３２．５で、前月のマイナス４６．５から上昇。市場予想のマイナス４０．０を上回った。

ＺＥＷによると、現況指数は前月から上昇したものの、経済情勢は依然として相対的に悪いと考えられている。

同所長は「依然として高いインフレ率と国際的に制限的な金融政策も経済の重しとなっている」と指摘。一方で、国際金融市場の深刻な危機のリスクは回避できたとみられ、銀行・保険会社の利益見通しは前月から改善していると述べた。