- 2023/04/18 掲載
共同声明「見直し不要」=植田日銀総裁、国会で初論戦
植田和男日銀総裁は18日の衆院財務金融委員会に出席し、就任後初となる国会での論戦に挑んだ。前原誠司氏(国民)が、2013年に政府と日銀が結んだ2%の物価目標を明記した共同声明の見直しを主張したのに対し、植田総裁は「共同声明の考え方は適切で直ちに見直す必要はない」と反論。「岸田文雄首相とそうした認識で一致した」と強調した。
前原氏は、政府の構造改革に向けた取り組みは不十分だったと訴え、「日銀はしっかりと政府に厳しい態度で臨まないと新総裁の船出は危うい」と追及した。
これに対し植田総裁は、「いろいろな場で政府と日銀は意見交換してきているし、今後もしていく」などと無難に答弁。国会デビューとなった植田総裁の発言について、前原氏は「安全運転のやりとりだ」と評した。
【時事通信社】 〔写真説明〕衆院財務金融委員会で答弁する日銀の植田和男総裁=18日、国会内
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