故豊田章一郎氏お別れの会＝トヨタ名誉会長、経団連元会長

２月に９７歳で死去した豊田章一郎氏（トヨタ自動車名誉会長、経団連元会長）のお別れの会が２４日、東京都内で開かれた。午後には、都内のほか、名古屋市と愛知県豊田市の３カ所で一般参列者の献花も受け付ける。

会はトヨタグループ１７社が主催。委員長を務めた長男の豊田章男トヨタ自動車会長は、親族代表として「もっと勉強し、働いて、もっと良い物を追求するトヨタのモノづくり、人づくりを継承していくことを誓う」と述べた。岸田文雄首相のほか政財界の関係者が弔問に訪れた。

章一郎氏は、社長時代に米国での現地生産などを推進。トヨタを世界的自動車メーカーに押し上げる土台を築いた。経団連会長としては、規制緩和など日本国内の構造改革を訴える一方で、積極的に民間外交も展開した。

【時事通信社】 〔写真説明〕故豊田章一郎氏のお別れの会の祭壇に掲げられた遺影＝２４日午前、東京都千代田区 〔写真説明〕故豊田章一郎氏のお別れの会で、あいさつするトヨタ自動車の豊田章男会長＝２４日午前、東京都千代田区