三菱電、自動車機器事業を分社化　ＣＡＳＥ事業は協業検討

［東京　２４日　ロイター］ - 三菱電機は２４日、１年以内を目安に自動車機器事業を分社化することを決めたと発表した。収益改善に向け、意思決定を簡素化し事業運営を効率化する。電動化や自動運転などＣＡＳＥ関連事業では、技術シナジーが見込める協業先を模索する。

ハンドルを回す力を軽減する電動パワーステアリング（パワステ）製品などの事業は、コスト削減と効率化を進め、収益性の期待できる機種へ注力する考えだ。

一方、収益改善の難しいカーナビゲーション・システム（カーナビ）などを手掛ける事業は早期の終息を進める。カーナビの機能はスマートフォンに代替されることが多く、需要低迷が各企業で課題となっている。

分社化が連結業績に与える影響は軽微という。