スリランカ、再編通じ170億ドルの債務削減目指す＝大統領

[コロンボ ２６日 ロイター] - スリランカのウィクラマシンハ大統領は２６日に国会で、再編を通じて１７０億ドルの債務削減を目指していると説明した。国際通貨基金（ＩＭＦ）による約３０億ドルの金融支援について、野党の支持を求めた。

ウィクラマシンハ氏はまた、債務再編に向けインドおよびパリクラブと協議するとともに、これとは別に中国と個別に話し合うと述べた。

ＩＭＦは先月、約３０億ドルの支援を承認。スリランカは１９４８年に英から独立して以来、最悪の金融危機に陥っている。

公式統計によると、スリランカの２国間債務は７１億ドルで、内訳は中国が３０億ドル、パリクラブが２４億ドル、インドが１６億ドル。

ウィクラマシンハ氏は、債務再編についてまだ最終決定は下されていないと述べた。債務返済と発展のためには、２０２８年もしくは２９年までに成長率を６％以上に加速させる必要があるとの見方を示した。