独、今年のＧＤＰ予測を0.4％に上方修正　「緩やかな回復進行」

[ベルリン ２６日 ロイター] - ドイツ政府は２６日、春の経済予測を発表し、２０２３年の経済成長率見通しを従来の０．２％から０．４％に小幅上方修正した。

ハーベック経済相は「厳しい環境が続いているが、緩やかな回復が進行している」と述べた。第１・四半期には停滞するものの、その後成長が加速する見通し。

新たな政府予測は５大経済研究所の０．３％よりやや楽観的となっている。

２４年の成長率見通しは１．６％とし、１月時点の１．８％から小幅下方修正した。

インフレ率の予測も下方修正された。２３年と２４年の予想はそれぞれ０．１％ポイント低い、５．９％、２．７％となった。２２年のインフレ率は６．９％だった。

失業率は、２３年が５．４％、２４年が５．２％と予想。２２年は５．３％だった。

輸出は２３年が１．３％増、２４年が３．３％増となる見通し。