ＳＭＢＣ日興、23年3月期は398億円の純損失　相場操縦事件が影響

［東京　２８日　ロイター］ - ＳＭＢＣ日興証券が２８日発表した２０２３年３月期の連結純損益は３９８億円の赤字（前期は４９７億円の黒字）だった。相場操縦事件が大きく影響し、２００９年に三井住友フィナンシャルグループ入りしてから初の赤字決算となった。

相場操縦事件の影響は１ー３月期純営業収益で４０億円となった。２２年４ー６月期で１００億円、７ー９月期で１５０億円、１０ー１２月期で８０億円と徐々に縮小。２３年３月期通期では３７０億円となった。

また、相場操縦事件に関連する罰金など５７億円を特別損失として計上している。