- 2023/04/28 掲載
米、ロシアとイランの情報機関に制裁 米国民の不当な拘束に関与
IRGCについては、情報部門に所属する4人の上級指揮官も対象としたが、その中にはすでに米国の制裁対象となっている人物が少なくとも1人含まれている。FRBについては 氏名は明らかにしなかったものの米国民一人の拘束に関与しているとした。FRBはこれまでも米国の制裁の対象になっている。
政府当局者は記者会見で、今回の措置は米国民を政治的に利用したり、米政府から譲歩を引き出そうとしたりすれば結果が伴うと示すことを目的としていると説明。ブリンケン国務長官は声明で「米国民を不当に拘束する者に対する直接的な警告だ」とした。
政府当局者は今回の制裁措置は始まりに過ぎず、今後さらに続く可能性があるとしている。
ロシア先月、米紙ウォールストリート・ジャーナル(WSJ)モスクワ支局のエバン・ガーシュコビッチ記者をスパイ容疑で拘束。米国の敵対的な関係にあるロシアとイランは、多くの米国人を拘束しており、米政府はこうした拘束は不当で政治的なものだと非難している。
政府は外国で不当に拘束されている米国人の具体的な人数を公表していないが、ジェームズ・フォーリー財団によると、こうした拘束者は60人を超えており、このうち数人はイランで拘束されているという。
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