- 2023/04/29 掲載
NY円、対ユーロで150円台=14年半ぶり安値
【ニューヨーク時事】週末28日のニューヨーク外国為替市場では、日銀による大規模金融緩和の長期化観測を背景に円売りが加速し、円相場は対ユーロで2008年10月以来約14年半ぶりに1ユーロ=150円台に下落した。午後5時現在は150円03~13銭と、前日同時刻比2円43銭の円安・ユーロ高。
日銀は28日、植田和男総裁が就任して初めての金融政策決定会合で大規模な金融緩和策の維持を決定。利上げを続ける欧米との金利差が拡大するとの見方から円売りが活発化し、円はユーロやドルなどに対して大幅下落した。
円は対ドルでも大幅安。1カ月半ぶりに1ドル=136円台に下落した。午後5時は136円29~39銭と、前日同時刻比2円33銭の円安・ドル高。市場では「日銀が金融政策の変更に慎重」(邦銀)との受け止めが広がり、金融緩和の長期化観測で円売りにつながったという。
【時事通信社】
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