• 2023/04/29 掲載

米監督当局の人員不足が浮き彫り、中堅2行破綻の検証報告

ロイター

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[28日 ロイター] - 米中堅2銀行が経営破綻に至った経緯について、米連邦準備理事会(FRB)と米連邦預金保険公社(FDIC)が28日にそれぞれ公表した報告書で、監督当局の人員不足で監視の目が十分に行き届いていなかったことが明らかになった。

米国では3月に中堅行のシリコンバレーバンク(SVB)とシグネチャー・バンクが相次いで破綻。FRBとFDICの報告書は、両行が破綻に至る数年前から、特にFDICのニューヨーク地域管轄部門で人員不足により監督能力が逼迫していたと指摘。両行のリスク管理の甘さに加え、重大な問題に対処する緊急性が欠如していたことが破綻の主な要因だったとしながらも、規制当局の監督に改善できたはずの手落ちがあった可能性があるとも指摘した。

FRBの報告書によると、銀行部門の資産は2016─22年に37%増加したが、同じ期間にFRBの監督要員の数は3%減少した。FDICの報告書によると、ニューヨーク地域の監督要員のポジションは20年以降は平均40%が空席か、臨時職員で占められていた。

FDICは、ニューヨーク地域の監督部門に欠員があったことでシグネチャー・バンクに対する特定の見直しが適時に行われなかったとし、同行の弱点の早期発見が遅れたとしている。

FDICは、給与の引き上げなど人員不足に対処するための措置を講じたとしながらも、監督要員の強化には一段の取り組みが必要と指摘。「特にニューヨーク地域での監督要員不足は、持続的な対応が必要な重大リスクになっている」とした。

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