• 2023/04/29 掲載

米雇用コスト、23年第1四半期は伸び拡大

ロイター

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[ワシントン 28日 ロイター] - 米労働省が28日に発表した2023年第1・四半期の雇用コスト指数(ECI)は前期比1.2%上昇し、伸び率は22年第4・四半期の1.1%から拡大した。23年第1・四半期の上昇率はロイターがまとめた市場予想の1.1%を上回った。

労働市場が逼迫しているのを背景に、大幅な賃金上昇が続いたことが押し上げた。

前年同期比は4.8%上昇。22年第4・四半期は5.1%上がっていた。

政府は第4・四半期発表分から、18年の標準職業分類体系に基づく新たな雇用比率を導入した。

ECIは職種の構成や質を調整しているため、政策立案者やエコノミストは労働市場のスラック(需給の緩み)を測ったり、コア物価上昇率を予測したりする上でより良い指標の一つと捉えている。

米連邦準備理事会(FRB)は来週の連邦公開市場委員会(FOMC)で政策金利をさらに25ベーシスポイント引き上げることを決めると予想されている。1980年代以来の急速な金融引き締めペースとなった今回の利上げ局面で最後の引き上げになる見込み。

賃金・給与は23年第1・四半期に前期より1.2%上昇し、上げ幅は22年第4・四半期と同じだった。前年同期比の上昇率は5.1%から5.0%へ縮小した。

民間部門の賃金・給与は前期から1.2%上昇し、上げ幅は22年第4・四半期と同じ。23年第1・四半期の前年同期比は5.1%上昇した。

州・地方政府部門の賃金・給与の前期比上昇率は0.9%と、22年第4・四半期の1.1%から縮小。23年第1・四半期の前年同期比は4.7%上げた。

バークレイズのエコノミスト、ジョナサン・ミラー氏は「賃金の鈍化が進んでいないことから、FRBは5月の利上げ後も引き締めを継続せざるを得ず、労働市場の動向が注目されるリスクが強まっている」と述べた。

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