- 2023/05/02 掲載
銀行セクターの脆弱性がさらに露呈する可能性=IMF専務理事
[ビバリーヒルズ(米カリフォルニア州) 1日 ロイター] - 国際通貨基金(IMF)のゲオルギエワ専務理事は1日、銀行部門の脆弱性がさらに露呈する可能性があると述べた。
当地で開催された国際会議に出席したゲオルギエワ氏は、発言の冒頭から銀行危機に言及。低金利から高金利への急激な移行が、特定の銀行の弱点を白日の下にさらしたと指摘し、これで終わりではないかも知れないと述べた。
米カリフォルニア州金融当局は1日、経営不振の中堅銀行ファースト・リパブリック銀行FRC.Nを公的管理下に置き、資産をJPモルガン・チェース銀行に売却すると発表した。
ゲオルギエワ氏はこうした当局の対応を称賛した。
一方、IMFは、米世界の金融システムは引き続き試練に見舞われており、多くの機関や市場で緊張が見られると指摘した。広報担当者は
「一連の出来事は、金融・財政状況の引き締めと、世界金融システムにおける脆弱性の蓄積との相互作用がもたらす課題を、われわれに思い起こさせる」と述べた。
*内容を追加して再送します。
最新ニュースのおすすめコンテンツ
PR
PR
PR