- 2023/05/02 掲載
NY外為市場=ドル約2週間ぶり高値、FRB利上げ見通し変わらず
[ニューヨーク 1日 ロイター] - 終盤のニューヨーク外為市場では、ドル指数が約2週間ぶりの高値に上昇した。米連邦準備理事会(FRB)が今週の米連邦公開市場委員会(FOMC)で25ベーシスポイント(bp)の追加利上げを実施するとの見通しは変わっていない。
投資家は、FRBが5月以降の利上げ一時停止を示唆するか、あるいは6月以降の追加利上げの可能性を維持するかに注目することになる。
バノックバーン・グローバルフォレックスのチーフマーケットストラテジスト、マーク・チャンドラー氏は「利上げ一時停止を示唆するとの見方も多いが、そんな余裕はないとみている。FRBはある程度の選択肢と柔軟性を維持したいと考えている」と述べた。
ドル指数は一時、4月19日以来の高値となる102.19を付けた。終盤は0.41%高の102.13となった。
ユーロ/ドルは0.43%安の1.0970ドルとなった。
欧州中央銀行(ECB)は4日の理事会で7回連続の利上げを行うことが広く予想されており、利上げ幅は50bpになるとみられている。ベーシスポイントの引き上げが視野に入っている。
一方、ドル/円は0.84%高となり、3月8日以来の高値となる137.46円まで上昇した。日銀は27―28日に開いた金融政策決定会合で、金融政策の現状維持を全員一致で決めた。
オーストラリア準備銀行(中央銀行)も2日の理事会で政策金利を3.6%に据え置く可能性が高いと見られている。豪ドルは0.20%上昇し0.6630ドルとなった。
この日は、多くの市場がメーデーの祝日で休場となったため、取引量は少なかった。
ドル/円 NY終値 137.48/137.51
始値 136.66
高値 137.53
安値 136.62
ユーロ/ドル NY終値 1.0975/1.0979
始値 1.1007
高値 1.1035
安値 1.0965
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