- 2023/05/02 掲載
英4月店頭食品価格、前年比上昇率が過去最大の伸び=小売協会
バターや植物油の価格が下がり始めたものの、コーヒー豆と幾つかの加工食品の値上がりが全体を押し上げた。
ただBRCのヘレン・ディキンソン最高責任者は「今後卸売物価やその他のコストの上昇圧力が緩和された動きが浸透してくる中で、食品価格は数カ月のうちに下げに転じるはずだ」と述べた。
BRCの4月小売店頭価格指数は前年比8.8%上昇で、3月の8.9%上昇から伸びがやや鈍化。衣料品と靴、家具の大幅な値引きが影響した。
英国家統計局がBRCと異なる方法で算出している食品価格は3月の前年比上昇率が19.1%と1977年以来の伸びとなっている。
一方、市場調査会社カンターが先週推計した4月16日までの4週間の生鮮食品価格上昇率は17.3%で、1カ月前の17.5%を下回った。ただ同社は、上昇がピークを過ぎたと断言するのは時期尚早だとくぎを刺した。
BRCが発表したデータは4月1―7日に集計した価格に基づいている。
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