- 2023/05/02 掲載
午前の日経平均は反落、米重要イベント控え手じまい売り
日経平均は前日比155円62銭高の2万9278円80銭と、堅調にスタートした。円安が支援材料となり、昨年8月に付けた高値を超え、2022年1月以来の高水準となったが、その後は徐々に上げ幅を縮小。前場中盤にはマイナス圏に沈み、前日の終値を挟んで一進一退の値動きとなった。あすから東京市場は休場で、徐々に様子見姿勢が広がった。
一方、米国の半導体関連企業の堅調な決算を受け、米半導体株が買われ、日本でも半導体関連銘柄が堅調に推移した。
みずほ証券の倉持靖彦マーケットストラテジストは「全体としては小じっかりな印象。ただ、日本が連休に入る中で米国ではFOMCなどの重要イベントが開催されるので、様子見姿勢が強まりやすい」と指摘。後場には、前日の安値(2万9016円83銭)まで下げる可能性もありそうだ、という。
TOPIXは0.37%安の2070.42ポイントで午前の取引を終了。東証プライム市場の売買代金は1兆3020億0400万円だった。東証33業種では、精密機器や医薬品、電気機器など4業種が値上がり。証券や不動産、海運など29業種は値下がりした。
個別では、指数寄与度の大きい東京エレクトロンが1.2%高、アドバンテストが3.1%高と堅調。ルネサスエレクトロニクスも4.6%高となるなど、半導体関連株がしっかりで推移した。一方、リクルートホールディングスは1.9%安と軟調。ソフトバンクグループもさえなかった。
東証プライム市場の騰落数は、値上がりが423銘柄(23%)、値下がりが1348銘柄(73%)、変わらずが62銘柄(3%)だった。
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