- 2023/05/02 掲載
米新興EVローズタウン、破産申請の恐れ 鴻海科技が契約違反主張
フォックスコンは昨年11月、最大1億7000万ドルを投じてローズタウンに約20%出資する契約を締結。ローズタウンによると、その後5270万ドルを出資したものの、契約違反を理由に追加出資に難色を示している。
フォックスコンは声明で、契約上の義務を履行すると表明。今後も協議を継続し、相互に受け入れ可能な結果を出すため協力する意向を示した。
ローズタウンは生産面の課題を抱え、資金繰りが悪化。2月には販売用のトラック37台しか生産できず、19台をリコールしたことを明らかにした。
ローズタウンは米証券取引委員会(SEC)への提出書類で、継続企業の前提に重大な疑義があると表明。フォックスコンとの問題解決、その他の資金調達、新たなパートナーとの提携がなければ、破産申請や事業停止を余儀なくされる恐れがあると警告した。
フォックスコンが指摘する契約違反については、米店頭株式市場(ナスダック)からローズタウンに送付された上場廃止通知に基づくものだと主張。ローズタウンは先月、この通知は株式上場に直ちに影響せず、10月16日までに上場規則を順守すると説明している。
1日の米株式市場ではローズタウン株が一時50%超下落、23%安で取引を終了した。引け後の時間外取引でも5%下げた。
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