- 2023/05/02 掲載
日経平均は4日続伸、22年1月以来の高水準 円安が支え
日経平均は155円高と、しっかりでスタートした。寄り付きで2万9278円80銭の高値を付けた。その後は次第に上げ幅を縮小し、前場にはマイナス圏に沈む場面もみられた。ただ、下値では押し目買いも入り底堅さが確認された。後場以降は次第に様子見姿勢も広がり、小動きの展開が続いた。
好決算を発表した銘柄に買いが入った一方、セクターごとで明確な方向感はみられなかった。
市場では、足元の日本株について「連休を控えて利益確定売りが出てもおかしくはないが、押し目買い意欲は旺盛でしっかりした地合いとなっている」(いちよし証券の銘柄情報課課長・及川敬司氏)との受け止めが聞かれた。今後の日経平均は、「連休明けの企業決算で市場予想と会社予想の乖離が大きくなければ、上値追いの可能性もある」(及川氏)という。
明日には米国で米連邦公開市場委員会(FOMC)を控えているが、声明文などから米連邦準備理事会(FRB)のハト派的な姿勢が確認された場合、「米株高となりやすく、日本株にとってもプラスになりやすい」(国内証券・ストラテジスト)との見方が示された。
TOPIXは0.12%安の2075.53ポイントで取引を終了。東証プライム市場指数は0.12%安の1067.96ポイントだった。東証プライム市場の売買代金は2兆6675億6200万円だった。東証33業種では、精密機器、医薬品、電気機器など8業種が値上がり。不動産、証券、海運など25業種は値下がりした。
個別では、前日に好決算を発表したイビデンが9%高と堅調に推移し、年初来高値を更新した。
半導体関連株もしっかりで、東京エレクトロン、アドバンテストなどが指数を押し上げた。
プライム市場の騰落数は、値上がり623銘柄(33%)に対し、値下がりが1115銘柄(60%)、変わらずが96銘柄(5%)だった。
終値 前日比 寄り付き 安値/高値
日経平均 29157.95 +34.77 29278.80 29,083.13─
29,278.80
TOPIX 2075.53 -2.53 2083.94 2,068.82─2
,084.16
プライム指数 1067.96 -1.31 1071.69 1,064.52─1
,072.16
スタンダード指数 1068.61 +1.96 1066.81 1,064.50─1
,069.23
グロース指数 945.24 +2.19 939.69 935.64─946
.26
東証出来高(万株) 103952 東証売買代金(億円 26675.62
)
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