- 2023/05/02 掲載
英製造業PMI、4月は3カ月ぶり低水準 コスト圧力は緩和
速報値の46.6からは上方修正された。好不況の分かれ目となる50は依然下回っている。
生産と新規受注が減少した。ただ企業は先行きに楽観的な見方を強めており、投入コストの上昇率も2020年5月以来の低水準となった。
S&Pグローバル・マーケット・インテリジェンスのディレクター、ロブ・ドブソン氏は「生産と新規受注が縮小した。メーカーは顧客の不透明感、在庫調整、コスト管理厳格化の影響を感じている」と指摘した。
将来の生産を示す指数は昨年2月以来の高水準。61%のメーカーが今後1年で生産が増加すると予想した。
同氏は「生産を増やすには今後数カ月で需要が上向く必要がある。英国は国内のインフレが根強く、輸出の動向も悪化しており、下振れリスクがありそうだ」と述べた。
高インフレが最悪期を脱し、サプライチェーンの問題が緩和したことを示す兆しも出ている。
投入価格指数の上昇率は20年5月以来の低水準。新型コロナウイルス流行前の10年間の平均を大幅に下回っている。
新規受注の減少ペースは過去3カ月で最大。3月は10カ月ぶりに新規受注が増加していた。
海外受注は15カ月連続で減少。減少ペースが加速した。
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