ウーバー、四半期業績予想上回る　配車・出前好調　見通しも予想超え

[２日 ロイター] - 米配車大手ウーバー・テクノロジーズが２日発表した第１・四半期の売上高と調整後コア利益はそろって市場予想を上回った。旅行需要の高まりやフードデリバリー需要の急増が業績押し上げに寄与した。第２・四半期の調整後コア利益見通しも予想を超えた。

ウーバーの株価は約６．８％上昇した。

第１・四半期決算は、売上高が２９％増の８８億３０００万ドルで、市場予想の８７億３０００万ドルを上回った。

配車サービス部門は７２％増収、フードデリバリー部門は２３％増収だった。

調整後の利払い・税・償却前利益（ＥＢＩＴＤＡ）は７億６１００万ドルと、過去最高を記録した。

ダラ・コスロシャヒ最高経営責任者（ＣＥＯ）によると、ドライバーと配達員数は第１・四半期に５７０万人に達し、計１３７億ドル（チップ含む）を稼ぎ、いずれも過去最高に達した。

また、過去２年間業績が低調だった米国とカナダの配車部門の成長ペースが今年に入り加速していると指摘した。

第２・四半期の調整後のＥＢＩＴＤＡ見通しは８億─８億５０００万ドルと予想。リフィニティブがまとめたアナリスト予想は７億４９１０万ドルだった。

グロスブッキング（運転手への支払いや手数料などを差し引く前の収入）見通しは３３０億─３４０億ドル。市場予想は３３０億ドル。