- 2023/05/03 掲載
米ファイザーの第1四半期、利益が予想上回る 通期予想据え置き
新型コロナワクチンおよび抗ウイルス薬の第1・四半期の売上高は市場予想を上回った。ただ、第2・四半期にはその売り上げが大幅に減少すると見通した。2023年は新型コロナ関連製品の売り上げが鈍化するものの、24年には回復する可能性があるとみている。
第1・四半期の総売上高は29%減の183億ドル。予想の165億9000万ドルを上回った。
一時的項目を除く1株当たり利益は1.23ドルで、これも予想を上回った。
新型コロナワクチンの売上高は77%減の30億6000万ドルに落ち込んだものの、リフィニティブがまとめた市場予想の23億7000万ドルを上回った。
新型コロナ感染症の経口薬「パクスロビド」の売り上げは、中国での旺盛な需要に支えられ、ほぼ3倍の40億7000万ドル。予想の31億3000万ドルを上回った。
年間の1株当たり利益は3.25─3.45ドルと予想。新型コロナ関連製品の売上高は約215億ドルと見込んでいる。
また、今年の新型コロナ関連製品以外の売上高の伸び7─9%という目標達成のめどは立っており、その大部分は新薬がけん引する形で下半期に達成する見通しとした。
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