- 2023/05/03 掲載
フォード、第1四半期売上高20%増 供給網混乱解消で SUVなど好調
通年の調整後税引き前利益が90億─110億ドル、調整後フリーキャッシュフローが約60億ドルとする見通しを確認した。
自動車業界が需給のリバランスを迎える中、業界全体で見られる販売奨励策の拡大は収益性への「逆風」になるとも警告した。
第1・四半期の売上高は415億ドル。前年同期は345億ドルだった。
利益は18億ドル(1株当たり0.44ドル)で、前年同期の31億ドル(同0.78ドル)の損失から黒字に転じた。調整後の希薄化後1株利益は0.63ドル。前値同期は0.38ドルだった。
ジョン・ローラー最高財務責任者(CFO)は、電気自動車(EV)部門のEBIT(利払い・税引き前利益)マージンが2024年末までにプラスに転じる見通しとした。フォードは3月、EV部門が今年、30億ドルの損失を計上するという見通しを示した。
ローラーCFOはまた、マクロ経済見通しは「ひいき目に見ても不透明」で、フォードは今年も価格への圧力が続くと見込んでいるとした。
フォードの株価は引け後の時間外取引で1%安。この日の取引は2.1%安で終了していた。
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