• 2023/05/04 掲載

米ISM非製造業指数、4月は上昇し予想上回る 新規受注が堅調

ロイター

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[ワシントン 3日 ロイター] - 米供給管理協会(ISM)が3日発表した4月の非製造業総合指数は51.9と、前月の51.2から上昇した。輸出急増を背景に新規受注が増加する中、総合指数は安定した伸びを維持しており、年内に見込まれる景気後退が穏やかかつ短期的になるというエコノミスト予想を支える内容となった。一方、企業は引き続き投入価格の上昇に直面しており、インフレが高止まりする可能性を示唆した。

ロイターがまとめた市場予想は51.8だった。総合指数が50を上回ると米経済の3分の2超を占めるサービス業の拡大を示す。

ISM非製造業部門調査委員会のアンソニー・ニーブス委員長は「回答者の大半は景況感についてほぼ前向き」としつつも、「一部の回答者はインフレや景気減速に関連する潜在的な逆風を警戒している」と述べた。

宿泊・飲食サービスや公益事業、行政、運輸・倉庫など14業種が景況拡大を報告。一方、鉱業や農林水産・狩猟、卸売の3業種は縮小した。

新規受注は56.1と、3月の52.2から上昇。企業からは「需要が予想を上回っている」、「顧客から新たなサービスの要請があった」と報告された。

輸出受注も60.9と、前月の43.7から上昇した。

支払い価格は前月の59.5から59.6に上昇。サービス部門は価格が高止まりしており、政策金利上昇の影響が出るには時間を要する傾向がある。

PNCフィナンシャルのシニアエコノミスト、カート・ランキン氏は「需要の高まりに伴い、夏場にかけサービス部門で物価上昇圧力が再び強まる公算が大きい。米連邦準備理事会(FRB)の目標である需要の減速は達成されず、金融政策の成果はなお定まらないだろう」と述べた。

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