米国株式市場＝続落、ＦＲＢ利上げの行方に不透明感残る

［ニューヨーク　３日　ロイター］ - 米国株式市場は続落して取引を終えた。当初は上昇していたが、パウエル米連邦準備理事会（ＦＲＢ）議長の会見で、ＦＲＢの次の一手に不透明感が残ったことで、下落に転じた。

米連邦公開市場委員会（ＦＯＭＣ）声明を受けて、指数は指数は当初、上昇を維持した。

しかし、パウエル議長の会見後に株価は急落し始めた。パウエル氏は、ＦＲＢは依然としてインフレ率が高すぎるとみているとし、利上げサイクルが終わったと考えるのは早すぎると述べた。

ＦＲＢは５月２─３日に開いたＦＯＭＣで、フェデラルファンド（ＦＦ）金利の誘導目標を０．２５％ポイント引き上げ５．００─５．２５％とした。

Ｓ＆Ｐ５００の主要業種は全て下落。エネルギーと金融が最も大きく下落した。ＫＢＷ地域銀行指数は０．９％下落し、週初からの下落幅を拡大した。

投資家は、金利の上昇で最終的に景気後退に陥る可能性を懸念している。

個別銘柄では、米半導体大手アドバンスト・マイクロ ・デバイセズ（ＡＭＤ）が９．３％下落。パソコン（ＰＣ）市場の低迷を背景に四半期の売上高が予想を下回った。

米取引所の合算出来高は１２０億３０００万株。直近２０営業日の平均は１０５億１０００万株。

ニューヨーク証券取引所では値下がり銘柄数が値上がり銘柄数を１．４４対１の比率で上回った。ナスダックでは１．００対１となった。

終値 前日比 ％ 始値 高値 安値 コード

ダウ工業株３０種 33414.24 -270.29 -0.80 33726.6 33811.8 33396.

4 4 05

前営業日終値 33684.53

ナスダック総合 12025.33 -55.18 -0.46 12097.0 12212.5 12022.

4 5 46

前営業日終値 12080.51

Ｓ＆Ｐ総合５００種 4090.75 -28.83 -0.70 4122.25 4148.30 4088.8

6

前営業日終値 4119.58

ダウ輸送株２０種 14008.81 +22.49 +0.16

ダウ公共株１５種 945.73 -2.81 -0.30

フィラデルフィア半導体 2957.37 -39.48 -1.32

ＶＩＸ指数 18.34 +0.56 +3.15

Ｓ＆Ｐ一般消費財 1133.79 -8.15 -0.71

Ｓ＆Ｐ素材 496.50 -5.56 -1.11

Ｓ＆Ｐ工業 838.62 -3.23 -0.38

Ｓ＆Ｐ主要消費財 798.98 -6.34 -0.79

Ｓ＆Ｐ金融 530.92 -6.38 -1.19

Ｓ＆Ｐ不動産 229.12 -1.37 -0.59

Ｓ＆Ｐエネルギー 607.37 -11.91 -1.92

Ｓ＆Ｐヘルスケア 1555.15 -1.73 -0.11

Ｓ＆Ｐ通信サービス 194.34 -0.33 -0.17

Ｓ＆Ｐ情報技術 2608.26 -21.86 -0.83

Ｓ＆Ｐ公益事業 345.58 -1.09 -0.32

ＮＹＳＥ出来高 10.57億株

シカゴ日経先物6月限 ドル建て 28730 - 400 大阪比

シカゴ日経先物6月限 円建て 28715 - 415 大阪比