英サービスＰＭＩ、4月は1年ぶり高水準　コスト圧力再び強まる

［ロンドン　４日　ロイター］ - Ｓ＆Ｐグローバル／ＣＩＰＳが４日発表した４月の英国のサービス部門購買担当者景気指数（ＰＭＩ）改定値は５５．９で３月の５２．９から上昇し１年ぶりの高水準となった。速報値の５４．９から上方修正された。新規受注が拡大した。

ただ３月に２２カ月ぶりのペースに鈍化していた販売価格の上昇は再び加速した。

調査では、賃金の強い伸びとエネルギー費用増加を主な理由に半数近くがコスト上昇を指摘した。

新規サービス受注は、ロシアのウクライナ侵攻開始直後の２０２２年３月以降で最大の伸びを記録。内需や海外販売の回復、海外旅行者の増加が寄与した。

雇用は４カ月連続で増加。今後１年の見通しは過去１３カ月で最も楽観的となり、５２％の企業が活動拡大を予想した。

製造業とサービス業を合わせた総合ＰＭＩでは、生産指数が５２．２から５４．９に上昇し、第１・四半期の平均５１．３を上回った。