- 2023/05/06 掲載
株式ファンドから66億ドル流出、9週ぶり大きさ 現金に流入=BofA
米国の銀行分野の問題に市場が動揺し、投資家は株式を売却して現金へ移行した。調査はEPFRのデータに基づいている。
景気後退の懸念と米地方銀行の健全性は投資家の関心の的となっており、米カリフォルニア州を地盤とする銀行持ち株会社パックウエスト・バンコープが売却を含めた戦略的選択肢を検討していることを認めると、4日に多くの金融機関の株価が急落した。
BofAのアナリストは「米連邦準備理事会(FRB)の利上げサイクルは常に何かを『破壊』する、今回は(米国の)地方銀行システムだ」と語った。
FRBは過去15カ月間に政策金利を事実上のゼロから5%ポイント引き上げてきたが、3日の連邦公開市場委員会(FOMC)終了後には今回の一連の利上げを終了する可能性があると示唆した。
安全資産への逃避は数カ月前から続いている。
BofAによると、過去10週間で5880億ドルがマネー・マーケット・ファンド(MMF)に流入し、安全資産の米国債には過去12週間に600億ドルが流入した。
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