- 2023/05/08 掲載
独VW、第1四半期利益が予想超え 供給網改善で競争激化見込む
通年の売上高利益率見通しは7.5─8.5%で据え置き、出荷増を引き続き見込んだ。
中国市場で第1・四半期に14.5%の減収となったことを受け、アルノ・アントリッツ最高財務責任者(CFO)は、EVで中国勢に対して巻き返しを図る必要があると指摘。
EV値下げの動きにどのように対処するつもりか問われると「当社は量よりも質に重点を置いている」とし、EVで内燃エンジン車と同じ利益率を引き続き目指す考えを強調した。EVの生産コストは従来の車を大きく上回っている。
第1・四半期の売上高は760億ユーロ(842億2000万ドル)で、営業利益は57億ユーロと、前年の80億ユーロから減少。リフィニティブがまとめたアナリスト5人の予想(54億8000万ユーロ)は上回った。
ヘッジ取引の影響を除くと営業利益は35%増の71億ユーロで、利益率は9.3%となった。
出荷台数は前年比7.5%増、販売額は6.5%増だった。3月単月で出荷台数は23.9%伸びた。
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