- 2023/05/08 掲載
午前の日経平均は反落、円高が重し 指数寄与度大きい銘柄が軟調
日経平均は前営業日比約62円安と軟調にスタートした後も下げ幅を拡大し、一時前営業日比約222円安の2万8935円56銭まで下落した。ファーストリテイリングなど指数寄与度の大きい銘柄群の一角が売られ重しとなった。
一方、相場全体に目立った方向感がみられない中でも空運株は朝方から堅調。「インバウンド(訪日客)やリオープン(経済再開)銘柄が改めて評価されている中で、きょうは空運株に強めの物色が出ている」(立花証券の鎌田重俊企業調査部部長)との声が聞かれた。
後場にかけては「日本は連休があったのでその間の海外との差を調整するという意味でも、(日経平均は)横ばいで推移するのではないか」(鎌田氏)という。
TOPIXは0.23%安の2070.67ポイントで午前の取引を終了。東証プライム市場の売買代金は1兆5486億4400万円だった。東証33業種では、空運やパルプ・紙、海運など18業種が値上がり。鉱業や銀行、保険など15業種は値下がりした。
個別では、ファーストリテが2.5%安と軟調。みずほフィナンシャルグループなどの大手行も総じてさえなかった。
日本航空は1.4%高。米著名投資家ウォーレン・バフェット氏が6日、台湾よりも日本への投資に前向きな姿勢を示したことが手掛かりとなり、伊藤忠商事など総合商社株の一角も買われた。
東証プライム市場の騰落数は、値上がりが1093銘柄(59%)、値下がりが658銘柄(35%)、変わらずが83銘柄(4%)だった。
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