米主要企業の第1四半期利益が上振れ、決算終盤＝リフィニティブ

[ニューヨーク ５日 ロイター] - リフィニティブのデータによると、米Ｓ＆Ｐ総合５００種指数採用企業の第１・四半期利益は予想も含め前年同期比０．７％減と、前週から減少幅が縮小した。アップルを含む一連の好調な決算が背景にある。

第１・四半期決算発表シーズンは終盤に入っており、５００社のうち４１９社が既に発表を終えている。最新の集計は５日時点の発表値と残る構成企業の予想に基づいている。

発表を終えた企業の約７７％がアナリスト予想を上回り、リフィニティブによると、利益の総計は予想を７．２％上回った。これは２０２１年第３・四半期以来の高い上振れ率だった。

減益率は１週間前の１．９％、４月初め時点の５．１％から改善した。

ただ、改善したとはいえ第１・四半期は依然として米企業の利益が２期連続で減少することになり、新型コロナウイルスの世界的大流行で企業業績が打撃を受けた２０年以来の「業績リセッション（後退）」となる。