- 2023/05/08 掲載
物価目標実現に「良い兆し」=日銀3月会合議事要旨
日銀は8日、黒田東彦前総裁が最後に出席した3月9、10日の金融政策決定会合の議事要旨を公表した。原材料高による価格転嫁が進み、大企業を中心に賃上げの動きが見られることなどを受け、複数の委員が「物価目標の実現に向けて良い兆しが見られるなど、環境は変化しつつある」との見解を示した。
会合では、1人の委員が「2%の物価目標と整合的な物価と賃金の好循環が始まったと考えるにはまだ距離がある」と指摘。一方、何人かは「先行き物価が想定以上に上昇していくリスクに十分に注意を払っていく必要がある」と語った。
【時事通信社】 〔写真説明〕日銀の黒田東彦前総裁=3月10日、同行本店
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