- 2023/05/09 掲載
4月は新興国に98億ドルの資金流入、中国は流出=IIF
純流入は4カ月連続と、過去1年超で最長となったが、金額は1─2月に比べ激減した。1月は680億ドル、2月は190億ドル、3月は91億ドルの純流入だった。
内訳は、新興国債券への純流入額が77億ドル、株式への純流入額が21億ドル。2022年4月は76億ドルの純流出だった。
中国債券は10億ドル、中国株式は38億ドルの純流出を記録。それでもアジアへの資金流入は52億ドルとなり、地域別では最多だった。
IIFのエコノミスト、ジョナサン・フォータン氏は「中国は経済再開のプラス効果が薄れ、4月は資金流出に見舞われた」とした。その上で、「今後数カ月間、市場混乱の再来や一部新興国での選挙といった地政学的リスクを受けて市場がより慎重となり、資金流入の水準は低下すると予想される」との見通しを示した。
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