- 2023/05/09 掲載
米銀、混乱乗り切れる 将来的には信用の重し=FRB金融安定報告
FRBは、銀行の資金調達リスクは全体的に引き続き抑制されており、流動性は依然として十分な水準にあるほか、3月のシリコンバレー銀行(SVB)とシグネチャー銀行の突然の破綻を受け銀行規制当局が実施した追加的な政策措置は一段のストレスが発生した際に銀行システムのバックアップになると指摘。
「FRBには発生する可能性のある流動性圧力に対処する用意があり、米国の銀行システムがその重要な役割を果たし続けると保証することにコミットしている」とした。
その上で、シリコンバレー銀とシグネチャー銀の破綻による影響が波及する懸念はあるとしながらも、両行は保護の対象外となる預金への依存度が高いなど「例外」的な面があったとし、両行の破綻につながった要因は銀行部門に広範に見られるものではないと指摘した。
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