- 2023/05/09 掲載
環境変化踏まえ金融システム強化に向け議論=G7新潟会合で鈴木財務相
鈴木財務相は、米国で銀行に対する「信用不安が収まっていない」との認識を示した上で、金融市場や世界経済の動向について「強い警戒心をもって注意している」と語った。
会見では、SNSやインターネットバンキングの浸透に伴い「金融分野を取り巻く環境が大きく変化している。日本も含め、各国が直面する共通の課題と認識している」とも言及。11日からのG7新潟会合で「こうした環境変化も踏まえ、金融システムのさらなる強化に向けた議論が行われるものと考えている」と述べた。
日本の金融システムに関しては「地域銀行を含め、日本の金融機関は総じて充実した流動性や資本を有しており、総体として安定している」との考えを改めて示した。
今後、信用不安が生じないよう「日ごろから流動性、資本の十分な確保に努めることが重要」とし、金融庁として「各行のリスク管理の状況をしっかりモニタリングしていきたい」との考えも述べた。
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