米ウエスタンデジタル、4─6月期売上高見通しが予想下回る

［８日　ロイター］ - 米半導体メーカーのウエスタンデジタルが８日発表した第４・四半期（４─６月）売上高見通しは２４億─２６億ドルで、リフィニティブがまとめたアナリスト予想平均の２８億６０００万ドルを下回った。

また調整後１株損益は１．９０─２．２０ドルの赤字を予想し、赤字額はアナリスト予想平均の１．２２ドルより大幅だった。クラウド向け支出が縮小する中、需要回復には想定より長い時間がかかることが示された。

同社は、物言う株主（アクティビスト）のエリオット・マネジメントがフラッシュメモリー事業とハードドライブ事業の分離を求めたことを受け、両事業の分離を検討している。

この日発表した第３・四半期（１─３月）決算は、フラッシュメモリー部門とハードドライブ部門の売上高が前年同期比それぞれ約４２％と３０％減少した。クラウド部門の売上高は同３２％減の１２億１０００万ドルだった。

第３・四半期全体の売上高は２８億ドルと、市場予想の２７億ドルを上回った。