- 2023/05/10 掲載
ブラジル中銀、引き続きインフレ期待に懸念=議事要旨
中銀は2─3日に開いた会合で、政策金利を6回連続で13.75%に据え置くことを決定した。
議事要旨によると、中銀の金融政策委員会は「懸念を持ちつつ、こうした動きを見守っており、安定的に維持されていない物価予想によってインフレを目標に戻すためのコストが押し上げられることを査定し続けている」という。
また「経済成長の見通しは最近大きく変わっていない」と指摘。今年第1・四半期には主に農業生産がけん引する形で国内総生産(GDP)の高い成長が見込まれ、その後は「労働市場の底堅さが目立つ環境の下で」経済活動は緩やかになると予想した。
公的債務について極端なシナリオが発生する可能性は低下したとする一方、インフレ期待には総じて変化はなく、インフレの見通しに重大な変更はなかったと強調した。
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