- 2023/05/10 掲載
ノババックス通期売上高見通しが予想大幅に上回る、20%人員削減へ
ノババックスは2月、今年の売上高や米政府からの資金支援などを巡る不透明感を理由に、事業継続が見通せないためコスト削減を進めると表明していた。
今年の売上高見通しについて同社は、年内に出荷を約束している海外向けの新型コロナウイルスワクチン契約で確定した8億ドルを盛り込んだと説明。ジェフリーズのアナリスト、ロジャー・ソン氏はこの金額に加え、米国でもおよそ2億6000万─4億4000万ドルの収入が期待されている点は心強いと指摘し、「ノババックスは米国における秋の接種(での収入に)強い自信を持っているようだ」と付け加えた。
ノババックスは、秋の新型コロナウイルスワクチン接種に間に合うように、同社のタンパク質ベースのワクチンの改良型生産に取り組んでいる。ジョン・ジェイコブス最高経営責任者(CEO)は、価格戦略に関しては競合他社の動向を探っているとして、現時点で明らかにしなかった。
第1・四半期の1株当たり純損益は3.41ドルの赤字で、赤字額はアナリスト予想の3.46ドルよりは小幅だった。
3月末の現金および現金等資産は、昨年末の13億ドルから6億3700万ドルに減少した。
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