- 2023/05/10 掲載
米債務上限巡る協議行き詰まりに「深い懸念」=財務省諮問委
1998年以降のTBAC現・旧委員長・副委員長18人が、イエレン財務長官に宛てた書簡で「財務省の利払いや元本支払いが遅れれば、金融市場だけでなく実体経済にとっても極めて重大な事象となる」と警告した。
TBACは、議会での共和党と民主党およびホワイトハウスの対立が、低調な国債入札と短期債の高い利回りを通じて、すでに納税者の借り入れコストを上昇させており、格付け会社はすでに米格付け引き下げの可能性に関する分析を公表していると指摘。
連邦住宅抵当金庫(ファニーメイ)や連邦住宅貸付抵当公社(フレディマック)、地方自治体、全米鉄道旅客公社(アムトラック)、テネシー川流域開発公社(TVA)など、米政府からの保証に依存する発行体には直接的な影響が及ぶとし、「米政府の格下げやデフォルトは実体経済全体に広く波及することになる」と警鐘を鳴らした。
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