- 2023/05/10 掲載
連休明けの中国金融市場、コロナ感染増で取引減少の懸念も
ロイターが市場関係者を取材したところ、「自身や同僚が最近感染した」もしくは「周囲で陽性反応が出たと聞いた」と答えた人は少なくとも7人に上った。
ある外資系銀行のトレーダーは「私の周囲では約10%の人が再感染した」と指摘。
別の外資系銀行のトレーダーも、同僚が検査で陽性だったため在宅で勤務しているとした上で、「隔離されるケースはないため、取引の効率性に影響が出る程度だろう」と述べた。
8日の銀行間市場のドル/元取引高は359億ドルと、4月18日以来の低水準だったが、4月の平均である389億ドルをわずかに下回っているに過ぎない。
中国の保健当局は今週、連休で旅行が急増し感染者が増えているとしたが、重症の入院患者は大幅には増えていないという。
ただ、関係者によると、大手国有銀行を含む少なくとも2行では、従業員が体調不良を訴えた後、迅速抗原検査が行われた。
ある国内銀行のトレーダーは「遅かれ早かれ第2波が来るだろう。体調管理には十分気を付けるつもりだ」と語った。
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