- 2023/05/10 掲載
中国の中金資本、当局が調査のコンサル会社と関係停止=関係筋
中国の国家安全当局はキャップビジョンに対する調査を実施しており、一部の金融会社は同社との関係見直しに動いている。
9日付の社内メモによると、中金資本の調査部門はデューデリジェンス(資産査定)に関してキャップビジョンが紹介する専門家から助言を受けるなどの行為を禁じた。
キャップビジョンは顧客と専門家を結ぶマッチングサービスで中国最大手。
中金資本の投資部門も同様の措置を講じたという。同社はプライベートエクイティ(PE)ファンドやファンド・オブ・ファンズ(FOF)の運用を手掛ける。
当局によるキャップビジョンの調査に関し、中国国営中央テレビ(CCTV)は8日、同社が防衛や先端技術に関する「国家機密」などの情報を得るために海外企業からプロジェクトを受注してきたと報じた。
中国では米企業調査会社ミンツ・グループの北京事務所が3月に家宅捜索を受けるなど業界への締め付けが強まっている。
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