ペルー、第1四半期はマイナス成長も　デモと豪雨で＝中銀総裁

［リマ　１０日　ロイター］ - ペルー中央銀行のベラルデ総裁は１０日、第１・四半期の経済成長率について、最も可能性が高いのはゼロ成長だがマイナス成長の可能性もあるとの見方を示した。

中銀は３月末、大規模な反政府デモと豪雨の影響などを受け、今年の国内総生産（ＧＤＰ）成長率予想を前回の２．９％から２．６％に下方修正した。

ベラルデ総裁は「ゼロ成長に近いとの見方を強めているが、１月に大きな影響をもたらした抗議行動と、３月に影響した気象要因から、マイナス成長となる可能性もある」と記者団に述べた。

２４年については３．０％のプラス成長を予想している。