- 2023/05/11 掲載
輸出を通じた成長は重要、しっかり支援する=経常黒字減少で官房長官
松野官房長官は、22年度の経常収支の内訳について説明し、所得収支は過去最大の黒字となった一方、貿易収支は原油価格を始めとする原材料価格の上昇などで輸入額が大幅に増大し「過去最大の赤字になった」と指摘した。
その上で「輸出を通じた成長は引き続き重要であり、政府としてもしっかり支援していく考えである」と述べた。そのためのカギは「生産基盤強化のため国内投資である」とし、4月に開催した官民連携フォーラムで全国各地での投資が動き出していることを確認したと強調。経済界からの要望も骨太の方針に反映することで「さらなる投資拡大の取り組みを実行していく」と語った。
一方、東京電力福島第一原発の敷地内に溜まったトリチウム以外の放射性物を安全基準を満たす水準まで浄化する作業を行った「ALPS処理水」の海洋放出時期について、松野官房長官は「本年春から夏のスケジュールに変更はない」と述べた。
また、モニタリング強化や被災地水産物の消費拡大、水産物流通維持に関する環境整備などを通じ、安全性確保や風評被害の防止に「万全を期していく」とした。
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