- 2025/07/30 掲載
NY市場サマリー(29日)ドルが対ユーロで上昇、株下落・利回り低下
米中は29日、スウェーデン・ストックホルムでの関税に関する閣僚協議を終えた。中国の通商交渉官を務める李成剛氏によると、「突破口」は見いだせなかったものの、両国が5月中旬に合意した90日間の関税と輸出規制の一時停止措置を延長することで合意した。
ユーロ/ドルは0.39%安の1.154775ドルと、6月23日以来の安値を付けた。
ドル/円は0.05%安の148.465円。
NY外為市場:[USD/J]
<債券> 利回りが数週間ぶりの低水準を付けた。7年債入札が予想外に堅調だったことや、6月の求人件数が労働市場の一部軟化を示唆したことが背景。連邦公開市場委員会(FOMC)の結果発表を前に、ポジション取りの動きも見られた。
終盤の取引で、指標となる10年国債利回りは9ベーシスポイント(bp)低下の4.330%。一時、今月3日以来の水準まで低下した。
30年債利回りは9.3bp低下の4.871%。一時、3週間ぶりの低水準を付けた。
2年債利回りは4.9bp低下の3.873%。取引序盤には、1週間超ぶりの水準まで低下した。
米金融・債券市場:[US/BJ]
<株式> 下落して取引を終えた。一部の企業決算が失望を誘い、相場の重しとなった。投資家は翌日公表される米連邦公開市場委員会(FOMC)の結果を注視している。
ダウ工業株30種構成銘柄のユナイテッドヘルス、ボーイング、メルクが決算発表を受けて売られた。
ユナイテッドヘルスは利益見通しが市場予想を下回ったことを嫌気して7.5%下落。ボーイングは第2・四半期の赤字が予想より小幅にとどまったものの、株価は4.4%下落した。メルクも1.7%安。
UPSは10.6%急落。通期の売上高および利益率見通しの公表を再び見送ったことから、米貿易政策の変更が業績に及ぼす影響を巡る懸念が深まった。
米国株式市場:[.NJP]
<金先物> 米中通商協議の行方が注目される中、買いが優勢となり、5営業日ぶりに反発した。中心限月8月物の清算値(終値に相当)は、前日比14.00ドル(0.42%)高の1オンス=3324.00ドル。
NY貴金属:[GOL/XJ]
<米原油先物> 米通商協議の進展期待を背景とした買いが膨らみ、続伸した。米国産標準油種WTIの中心限月9月物の清算値(終値に相当)は、前日比2.50ドル(3.75%)高の1バレル=69.21ドル。中心限月ベースでは、6月20日以来約5週間ぶりの高値となった。10月物は2.37ドル高の68.28ドル。
NYMEXエネルギー:[CR/USJ]
ドル/円 NY終値 148.44/148.48
始値 148.54
高値 148.80
安値 148.34
ユーロ/ドル NY終値 1.1545/1.1547
始値 1.1574
高値 1.1575
安値 1.1520
米東部時間
30年債(指標銘柄) 17時05分 98*08.50 4.8604%
前営業日終値 96*21.50 4.9650%
10年債(指標銘柄) 17時05分 99*13.00 4.3243%
前営業日終値 98*21.00 4.4200%
5年債(指標銘柄) 17時05分 99*28.25 3.9010%
前営業日終値 99*16.63 3.9820%
2年債(指標銘柄) 17時05分 100*00.38 3.8689%
前営業日終値 99*29.25 3.9220%
終値 前日比 %
ダウ工業株30種 44632.99 -204.57 -0.46
前営業日終値 44837.56
ナスダック総合 21098.29 -80.29 -0.38
前営業日終値 21178.58
S&P総合500種 6370.86 -18.91 -0.30
前営業日終値 6389.77
COMEX金 8月限 3324.0 +14.0
前営業日終値 3310.0
COMEX銀 9月限 3828.6 +6.5
前営業日終値 3822.1
北海ブレント 9月限 72.51 +2.47
前営業日終値 70.04
米WTI先物 9月限 69.21 +2.50
前営業日終値 66.71
CRB商品指数 305.9542 +2.4779
前営業日終値 303.4763
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