- 2023/05/11 掲載
米ハネウェルが低炭素航空燃料で新技術、グリーン水素と回収CO2利用
温室効果ガス排出量が少ない「持続可能航空燃料(SAF)」は従来、大豆油などのバイオマス原料や廃食油で製造されてきた。
しかしハネウェルの新技術を利用すれば、グリーン水素と回収CO2で低炭素のメタノールを生成して、これをSAFなどの航空燃料に転換できる。同社によれば、石油ベースの航空燃料に比べて生成過程での温室効果ガス排出量を88%減らせるという。
同社パフォーマンス素材・技術担当プレジデント、ルシアン・ボルデア氏はロイターのインタビューで「胸躍る心境だ。CO2はどこでも入手可能で、(燃料の)原料が世界中で得られるからだ」と語った。
専門家の話では、低炭素化につながる画期的な航空エンジン技術が向こう10年で登場することは見込めない以上、航空業界で短期的に重視されるのはより環境にやさしい燃料の開発だという。
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