米5年物ＣＤＳが09年以来の高水準、債務上限問題を懸念

[ロンドン １１日 ロイター] - 米債務上限問題を巡る投資家の不安が高まる中、クレジット・デフォルト・スワップ（ＣＤＳ）の保証料率が１１日、２００９年初頭以来の水準へ上昇した。

Ｓ＆Ｐグローバル・マーケット・インテリジェンスのデータによると、米５年物ＣＤＳスプレッドは７４ベーシスポイント（ｂｐ）と、前日の７３ｂｐから拡大し２００９年３月以来の高水準となった。

バイデン米大統領は１０日、連邦債務上限が速やかに引き上げられない場合、経済がリセッション（景気後退）に陥り数千人の雇用が失われると警告した。

投資家の懸念を受けて１カ月物米財務省短期証券（Ｔビル）利回りは１１日、１８ｂｐ上昇し５．７０５％となった。リフィニティブのデータによると、前日は一時２００１年以来の高水準となる５．８１１％を付けた。