ブラックロックＣＥＯ、幹部5人に後継者教育　退任時期は未定＝ＷＳＪ

［１３日　ロイター］ - 世界有数の資産運用会社ブラックロックのラリー・フィンク最高経営責任者（ＣＥＯ）は、自身が退任する時に備えて幹部５人に「後継者教育」を行っていると米紙ウォールストリート・ジャーナル（ＷＳＪ）に明らかにした。

ＷＳＪが１３日報じたインタビュー記事によると、フィンク氏は退任する予定はないが、後継者選びを「最優先事項」とし、ロバート・カピート社長と共に後継者選びに向け候補者をトレーニングしているという。

後継者の候補はグローバル・コマーシャル事業を統括するマーク・ウィードマン氏、ロブ・ゴールドスタイン最高執行責任者（ＣＯＯ）、マーティン・スモール最高財務責任者（ＣＦＯ）、アジア太平洋事業責任者のレイチェル・ロード氏、ＥＴＦ・インデックス商品部門責任者のサリム・ラムジー氏の５人。

フィンク氏は、５人が競争するのでなく仲間意識を持って今後も一緒に仕事をすることを望むと語った。

自身の退任時期は示さなかったが「７０代後半でブラックロックにいない方がいい」と述べた。ＣＥＯ退任後も会長として留まる可能性はあるとしている。