野村ＨＤ、25年3月期の3部門合計税前利益予想2880億円に下げ

［東京　１８日　ロイター］ - 野村ホールディングスは１８日、２０２５年３月期の３部門合計の税前利益目標を２８８０億円に引き下げた。これまでの計画は３５００―３９００億円だった。

営業部門は９５０億円（従来計画は１１００―１３００億円）、インベストメント・マネジメント部門は６３０億円（同８００億円）、ホールセール部門では１３００億円（同１６００―１８００億円）とした。 ４月２６日に発表した２３年３月期の連結決算では、ホールセール部門を中心に大幅減益となり、３部門合計の税前利益は１０６４億円にとどまった。

また、２５年３月末までに、グローバルでの購買や営業部門の収支構造改革など短期的施策で５００億円のコスト削減を行う。また、ロケーション戦略の推進やグローバル機能の一体化など中期的施策で１２０億円の削減も進める。