• トップページ
  • 米インフレ高すぎる、利上げ累積効果まだ=ジェファーソンFRB理事

  • 2023/05/19 掲載

米インフレ高すぎる、利上げ累積効果まだ=ジェファーソンFRB理事

ロイター

photo
  • icon-mail
  • icon-print
  • icon-hatena
  • icon-line
  • icon-close-snsbtns
会員になると、いいね!でマイページに保存できます。
[ワシントン 18日 ロイター] - 米連邦準備理事会(FRB)のジェファーソン理事は、インフレ抑制に向けた進展が緩慢になっている可能性があるとしながらも、FRBがこれまでに実施した急速な利上げの完全な効果を評価するのは現時点では尚早との考えを示した。

ジェファーソン理事は、ラエル・ブレイナード氏が国家経済会議(NEC)委員長に就任したことで空席になっているFRB副議長に指名されている。

全米保険監督官協会(NAIC)向けの講演原稿で「インフレはなお高すぎ、いくつかの指標では進展が鈍化している。エネルギーと食品以外では、インフレの進展は依然として課題になっている」とし、特にサービス業では著しい低下の兆候は見られていないと述べた。

同時に、経済は今年に入ってから「かなり減速している」とも指摘。米経済はリセッション(景気後退)に陥らないと自身は予測しているとしながらも、時間の経過とともに雇用の伸びが鈍化し、失業率が上昇する可能性があると警告した。

その上で、FRBのこれまでの利上げの遅行効果のほか、このところの銀行業界のストレスによる「下振れリスク」もあると指摘。6月13─14日の次回連邦公開市場委員会(FOMC)で金利据え置きと追加利上げのどちらを自身が支持するかについては明らかにしなかったものの、同FOMCまでに発表される雇用や物価のデータを踏まえ検討すると述べた。

金融政策の効果が出るには時間がかかるということは歴史で示されているとし、需要に対する金融政策の効果が十分に得られるには1年という期間は十分ではないと指摘。最近の銀行業界のストレスを受けた貸出条件の引き締まりは「小幅」でしかなかったことを示す証拠が今のところは出ているとしながらも、これが家計消費や企業支出に及ぼす影響の予測は難しいとし、「家計消費と企業投資への影響の大きさにはかなりの不確実性があり、これにより経済見通しの予測が複雑になっている」と述べた。

評価する

いいね!でぜひ著者を応援してください

  • 0

会員になると、いいね!でマイページに保存できます。

共有する

  • 0

  • 0

  • 0

  • 0

  • 0

  • 0

  • icon-mail
  • icon-print
  • icon-hatena
  • icon-line
関連タグ タグをフォローすると最新情報が表示されます
あなたの投稿

    PR

    PR

    PR

処理に失敗しました

人気のタグ

投稿したコメントを
削除しますか?

あなたの投稿コメント編集

機能制限のお知らせ

現在、コメントの違反報告があったため一部機能が利用できなくなっています。

そのため、この機能はご利用いただけません。
詳しくはこちらにお問い合わせください。

通報

このコメントについて、
問題の詳細をお知らせください。

ビジネス+ITルール違反についてはこちらをご覧ください。

通報

報告が完了しました

コメントを投稿することにより自身の基本情報
本メディアサイトに公開されます

必要な会員情報が不足しています。

必要な会員情報をすべてご登録いただくまでは、以下のサービスがご利用いただけません。

  • 記事閲覧数の制限なし

  • [お気に入り]ボタンでの記事取り置き

  • タグフォロー

  • おすすめコンテンツの表示

詳細情報を入力して
会員限定機能を使いこなしましょう!

詳細はこちら 詳細情報の入力へ進む
報告が完了しました

」さんのブロックを解除しますか?

ブロックを解除するとお互いにフォローすることができるようになります。

ブロック

さんはあなたをフォローしたりあなたのコメントにいいねできなくなります。また、さんからの通知は表示されなくなります。

さんをブロックしますか?

ブロック

ブロックが完了しました

ブロック解除

ブロック解除が完了しました

機能制限のお知らせ

現在、コメントの違反報告があったため一部機能が利用できなくなっています。

そのため、この機能はご利用いただけません。
詳しくはこちらにお問い合わせください。

ユーザーをフォローすることにより自身の基本情報
お相手に公開されます