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  • NY市場サマリー(18日)ドル対円で半年ぶり高値、利回り上昇 株続伸

  • 2023/05/19 掲載

NY市場サマリー(18日)ドル対円で半年ぶり高値、利回り上昇 株続伸

ロイター

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[18日 ロイター] - <為替> ドル指数が7週間ぶりの高値を付けたほか、ドルは対円で6カ月ぶり高値を更新した。底堅い経済指標を受け米連邦準備理事会(FRB)による緩和観測が後退したことに加え、連邦債務上限を巡り合意が得られ、米国はデフォルト(債務不履行)を回避できるとの期待で押し上げられた。

主要6通貨に対するドル指数は一時103.63と、7週間ぶりの高値を更新。終盤の取引では0.7%高の103.56。

ドル/円は一時138.74円と、6カ月ぶり高値を更新。終盤の取引では0.7%高の138.715円。

ホワイトハウス当局者によると、債務上限問題を巡りホワイトハウスと議会共和党の交渉担当者はこの日に再度会合を開き、19日も改めて会合を開く。報道によると共和党のマッカーシー下院議長はこの日、債務上限を引き上げる法案が来週に下院に提出されるとの見通しを示した上で、交渉は先週よりも良い位置にあるとの見方を示した。

この日発表の米経済指標では、労働省発表の5月13日までの1週間の新規失業保険申請件数(季節調整済み)が前週から2万2000件減少の24万2000件。エコノミスト予想は25万4000件だった。

このほか、フィラデルフィア地区連銀発表の5月の製造業業況指数はマイナス10.4と、4月のマイナス31.3から改善した。

中国人民元は対ドルで6カ月ぶり安値を更新。オフショア取引で一時1ドル=7.0608元を付けた。

<債券> 国債利回りが数カ月ぶり高水準に上昇した。米国の連邦債務上限引き上げに対する慎重な楽観論や、米経済の堅調さを示す経済指標の発表を受けた。

バイデン米大統領と共和党のマッカーシー下院議長は今週、上限引き上げの合意が手の届くところにあると述べた。この発言は市場全体にリスクオンの傾向をもたらしたものの、交渉に時間的猶予はなく不安は残る。

さらに利回り上昇の材料となったのは、米労働省が発表した5月13日までの1週間の新規失業保険申請件数が予想以上に減少し、労働市場がなお逼迫していることを示したことだった。

フェデラルファンド(FF)金利先物市場が織り込む、6月の米連邦公開市場委員会(FOMC)での金利据え置きの可能性は64%。1週間前の確率は90%だった。

10年債利回りは7ベーシスポイント(bp)上昇し、約2カ月ぶりの高水準となる3.648%を付けた。30年債利回りは2bp上昇し、3月9日以来の高水準となる3.9%を付けた。

2年債利回りは11bp以上上昇し4.269%。1カ月ぶり高水準となった。

S&Pグローバル・マーケット・インテリジェンスのデータによると、米1年物クレジット・デフォルト・スワップ(CDS)のスプレッドは154bpに縮小した。17日には158bpだった。

6カ月物CDSスプレッドも204bpから199bpに縮小した。

<株式> 続伸して取引を終えた。債務上限問題を巡る合意が数日内にまとまるとの楽観的な見方が広がったほか、米小売大手ウォルマートが通期予想を引き上げたことも支援材料となった。

S&P総合500種は取引序盤に下げたが、共和党のマッカーシー下院議長が債務上限引き上げあるいは停止で合意が近くまとまり、来週に下院で採決する道筋が見えると発言したことが伝わると、上昇に転じた。

ウォルマートは1.30%上昇。予想を上回る第1・四半期決算を発表し、2024年1月期の売上高と利益の予想も引き上げたことを好感して買われた。

米労働省が発表した5月13日までの1週間の新規失業保険申請件数は予想以上に減少し、労働市場がなお逼迫していることを示した。FRBに利上げ継続の猶予を与えた格好となった。

ダラス地区連銀のローガン総裁とジェファーソンFRB理事は、FRBが利上げを一時停止できるほどの景気の鈍化はみられないとの認識を示した。

米10年債利回りの上昇にもかかわらず、金利に敏感なグロース(成長)株は1.03%上昇。決算と業績見通しを発表した半導体設計支援ソフト製造のシノプシスが8.65%急騰し、グロース株をけん引した。

ネットフリックスも9.22%の大幅高。最近開始した広告付きプランの月間アクティブユーザーが約500万人に達したとの発表を受けて買われた。

半導体大手マイクロン・テクノロジーは4.08%上昇。日本国内で今後数年に最大5000億円を投資し、次世代半導体を生産すると発表した。

<金先物> 堅調な米経済指標の発表やドル上昇に伴う割高感を受けて売られ、3日続落した。中心限月6月物の清算値(終値に相当)は前日比25.10ドル(1.26%)安の1オンス=1959.80ドル。中心限月ベースで前日に続き3月下旬以来約1カ月半ぶりの安値水準となった。

<米原油先物> FRBによる利上げ停止観測が後退し、反落した。米国産標準油種WTIの中心限月6月物の清算値(終値に相当)は前日比0.97ドル(1.33%)安の1バレル=71.86ドルだった。7月物は0.95ドル安の71.94ドル。

ドル/円 NY終値 138.71/138.74

始値 137.72

高値 138.74

安値 137.72

ユーロ/ドル NY終値 1.0769/1.0773

始値 1.0815

高値 1.0817

安値 1.0763

米東部時間

30年債(指標銘柄) 17時05分 95*00.00 3.9096%

前営業日終値 95*17.00 3.8780%

10年債(指標銘柄) 17時05分 97*22.50 3.6514%

前営業日終値 98*09.00 3.5810%

5年債(指標銘柄) 17時05分 99*05.00 3.6878%

前営業日終値 99*18.75 3.5920%

2年債(指標銘柄) 17時05分 99*09.13 4.2602%

前営業日終値 99*15.25 4.1560%

終値 前日比 %

ダウ工業株30種 33535.91 +115.14 +0.34

前営業日終値 33420.77

ナスダック総合 12688.84 +188.27 +1.51

前営業日終値 12500.57

S&P総合500種 4198.05 +39.28 +0.94

前営業日終値 4158.77

COMEX金 6月限 1959.8 ‐25.1

前営業日終値 1984.9

COMEX銀 7月限 2363.3 ‐26.4

前営業日終値 2389.7

北海ブレント 7月限 75.86 ‐1.10

前営業日終値 76.96

米WTI先物 6月限 71.86 ‐0.97

前営業日終値 72.83

CRB商品指数 261.6635 ‐0.6213

前営業日終値 262.2848

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