- 2023/05/26 掲載
米ギャップの第1四半期、予想外の黒字 時間外で株価上昇
[25日 ロイター] - 米ギャップが25日発表した第1・四半期決算は、市場予想の赤字に反して黒字となった。リストラやサプライチェーン(供給網)でのコスト削減が奏功した。
決算発表を受けて、株価は時間外取引で16%上昇した。
第1・四半期の調整後1株当たり利益は0.01ドル、予想は0.16ドルの損失だった。
純売上高は6%減の32億8000万ドルだった。リフィニティブがまとめたアナリスト予想は32億9000万ドルだった。
在庫処理を進める中、全てのブランドで売上高は減少した。在庫は2四半期連続で減少した。
通年の売上高見通しに変わりはないとした。第2・四半期の売上高は1桁台半ばから後半の減少率になるとの見通しを示した。アナリスト予想は4.95%減。
ギャップは9月以降、2回にわたる人員削減で約2300人を削減した。
ボブ・マーティン最高経営責任者(CEO)は決算発表後の電話会見で、人員削減により年間約5億5000万ドルの経費削減が見込まれると説明した。
同社の経営陣は、利益率改善に向けた取り組みとして、在庫削減や給与や営業経費の削減に言及した。
カトリーナ・オコネル最高財務責任者(CFO)は、年末までに低迷しているギャップとバナナ・リパブリックの約350店舗を閉鎖するとし、今年開店する店舗は当初計画より少なくなると説明した。
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